2019年 特別救急隊・命の絆 FILE-10

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 「86歳女性、窒息で顔色が青くなっており意識なし。」との通報内容で、所轄救急隊と特別救急隊が出動しました。家族の話によると、「傷病者の食事の準備をした後に一度その場を離れ、再び戻ったところ、食物を喉に詰まらせ意識がなかった。」とのことでした。先着の所轄救急隊が観察したところ、意識も呼吸もない状態で口腔内に食物を確認しました。直ちに心肺蘇生法を実施するとともに食物の除去を行いました。所轄救急隊による点滴処置、特別救急隊同乗医師による気管挿管が実施され、現場にて自己心拍が再開、人工呼吸を継続し救命センターへ搬送となりました。その後、医療機関での懸命な治療により傷病者は順調に回復し、6日後には二次病院へ転院となりました。
 救急隊及び医師により的確な処置が施され早期に病院搬送が行われたことにより、尊い命が救われ社会復帰した事例と考えます。