こちら消防長室

こちら消防長室
 ~「水」のお話~

市民の皆さま、こんにちは!
そろそろ春の柔らかい日差しが心地よくなってきました。いかがお過ごしでしょうか?

 消防本部では、新型コロナウィルスによる感染症に備えた感染防止対策を徹底し、消防行政サービスの低下を招かないよう、取り組みを強化しています。救急隊や消防隊は、マスクを着用して活動しておりますが、御理解いただきますようお願いします。また、新型コロナウィルス感染症に関する情報については、高槻市のホームページや厚生労働省のホームページで確認することができます。市民の皆様には、正確な情報を入手して対応していただきますようお願いします。
 さて、今回のこちら消防長室は「水」のお話。
 昨年は、台風や豪雨など自然災害が全国で猛威を振るいました。とりわけ台風第15号や第19号は、非常に強い勢力を維持したまま、日本列島に上陸し、台風が通過した関東地方をはじめ、東日本の広範囲にかけて甚大な被害が発生し、多数の方が亡くなられたほか、貴重な財産が奪われました。未だなお、避難生活を余儀なくされている方々もおられます。亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様には、お見舞いを申し上げます。
平成30年の西日本豪雨や台風第21号の災害では、大雨の特別警報が次々と発表され、記録的な雨量が全国各地で観測されました。
 西日本豪雨災害では、記録的な豪雨により九州、中国、四国地方で河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、甚大な被害が西日本各地を襲いました。この災害では、本市消防本部からも緊急消防援助隊大阪府隊として隊員を広島県へ派遣したところです。
 また、令和元年の台風第19号では、千曲川や阿武隈川などの主要河川の堤防が相次いで決壊し、関東、上信越、東北地方の広範囲で浸水被害が発生し、「水」の凄まじい破壊力を目の当たりにしたところです。気象庁では43年ぶりに、台風第19号を「令和元年東日本台風」と命名しました。
 さて、その台風第19号が紀伊半島沖の海上を北上し、日本列島に接近中の10月11日のこと。
 私は、接近中の台風第19号に対する本市消防本部の活動方針を決定するため、平成30年の台風第21号で大きな被害を受けた本市の北部山間部の状況を確認しようと、巡視していた時のことです。
 山あいの集落で、屋根の切妻側の壁に「水」という文字を見つけました。地元の人によると、「屋根に『水』の文字を施すのは、木造建築物は火に弱いため、火除けのまじないなんですよ。」とのこと。
確かに、昔から火には「水」。私たち消防にとっても「水」は、高効率な消火剤です。現在でも「水」に勝る消火剤はありません。(ただし、天ぷら油の火災で皆さんが消そうとするときは、絶対に水はかけないでくださいね。粉末消火器や泡消火器を使ってください!)
 「水」は、暴れると恐ろしいものですが、私たちの生活には欠かせないものです。

 水害に巻き込まれないためには、あらかじめ気象庁から発表される気象情報や高槻市の避難情報に従って、行動するようにしてください。また、高槻市では、「水害・土砂災害ハザードマップ」を配布しています。御自分のお住まいの地域には、どんな危険があるかを事前に把握しておいてください。
 
さて、平成30年の台風第21号で大きな被害を受けた本市北部山間部出灰地区ですが、市道脇の倒木もほぼ撤去されたとの情報を得て3月3日に状況確認に向かいました。

 
関係者の皆さんの迅速な対応のおかげで、ほぼ倒木は撤去されおり未だ全面開通ではありませんが、火災や救急の際には、ずいぶんアクセスしやすくなっていました。
 全面復旧まで、あと少し。

 今回は「水」のお話でした。では、このあたりで。
 

こちら消防長室バックナンバーへ