こちら消防長室

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~大規模災害時は119番通報が急増~

市民の皆さま、こんにちは。

 梅の開花の便りがとどく季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
この季節は1年で最も空気が乾燥する時期でもあり、火災が非常に起こりやすくなります。火の取扱いには十分注意していただき、お出かけ前やお休み前には火の元の点検をお願いいたします。
 
 さて今回は、指令調査室での取組みについてお伝えいたします。

 地震や台風などの大規模な災害が起こると、発生直後から消防指令センターへは市民の皆さまからの助けを求める119番通報が多数入電します。

 平成30年には、大阪府北部地震や台風第21号等の大規模な自然災害が発生し、高槻市も甚大な被害を受けました。大阪府北部地震では382件、台風第21号では546件の119番通報がありました。

 これらの通報の中には、停電や断水に関する問い合わせなど、緊急性の低い119番通報も多数ありました。このような緊急性の低い問い合わせの119番通報が相次ぐと、火災・救急・救助などの災害対応に遅れが生じる場合があります。すべての119番通報への対応には限界があります。

 多くの119番通報に対応する中で、通報内容から人命危険の高い事案、市民生活に直接影響を及ぼす恐れのある重大事案及び緊急事案を選別し、効率的な消防部隊の編成を行い、限られた部隊を緊急性の高い現場に送り届けることが重要です。指令調査室では、通報の内容を迅速・的確に聞き取り、緊急度を判断する能力の向上に努めています。

 また、大規模災害時には、迅速な火災調査を実施する必要があるため、り災証明書を早期に発行できるよう被災者の生活再建を支援する体制を構築しております。

 震災時のり災証明書については、通常の火災と異なり、災害救助法、被災者生活再建支援法等による各種施策や市税の免除、その他被災者支援策を実施するにあたって必要とされる家屋の被害程度について証明するもので、被災者の応急的かつ一時的な救済を目的に発給します。

 今後も発生するであろう大規模災害に備え、指令・調査業務の強化に努めてまいります。

 まだまだ寒さが続くと思われます。お体を大切になさって、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
 

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