2017年 特別救急隊・命の絆 FILE-2

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 「72歳男性、運動会の綱引き後に意識を失い、いびき様の呼吸をしている。」との通報内容で所轄救急隊が出動、 通報者からの第二報で「胸骨圧迫を実施しAEDを使用したところ、現在は会話可能となっている。」との情報を得て、心肺停止事案であると判断し特別救急隊も出動となりました。
 現場は小学校の運動場で、その日は地域の運動会が開催されていました。関係者らの話によると、傷病者は綱引き競技を終え退場しようとした際、 突然前のめりに倒れ意識を失ったとのことでした。居合わせた関係者は全て運動会参加者で、市議会議員が119番通報し、 他市の消防職員が胸骨圧迫を実施、現場小学校の教職員がAEDを使用し電気ショックを実施したところ、傷病者は自己心拍と自発呼吸が再開し、意識も回復したとのことでした。

 先着した所轄救急隊が現場到着した時点で、傷病者は救急隊の質問に対して受け答えできる状態にまで回復していました。 特別救急隊到着後、医師が点滴処置を実施し、医師の判断で傷病者かかりつけである直近の二次医療機関へ搬送となりました。 病院で治療が実施され順調に回復、9日後に軽快退院しました。

 本事案は、関係者らによる心停止の早期認識及び早期通報、胸骨圧迫、早期の電気ショックにより尊い命が救われ、社会復帰した事例と考えます。