2018年 特別救急隊・命の絆 FILE-2

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 「70歳代の男性、意識なし、呼吸なしの状態。従業員が心臓マッサージを行い、AEDを用意している。」との通報内容で所轄救急隊及び特別救急隊が出動しました。先着した所轄救急隊が傷病者に接触し観察したところ、意識はないものの既に傷病者の自己心拍及び自発呼吸が再開していました。状況を聴取すると、居合わせた数名の従業員が協力し胸骨圧迫及びAEDによる電気ショック並びに119番通報を実施したとのことでした。特別救急隊が到着して約5分後、救急車内で再び心室細動(心臓が震える状態)が出現し、特別救急隊同乗医師(以下「同乗医師」という。)により電気ショックが実施され、その直後に傷病者の自己心拍及び自発呼吸が再開しました。同乗医師により冷却輸液(脳を守るための冷たい点滴)が実施され、三島救命救急センターへ搬送となり、傷病者は順調に回復、5日後には目を覚まし、6日後には会話ができるほどになりました。そして、9日後には加療及びリハビリ目的のため二次病院へ転院となり、その後、元の生活に戻ることが出来ました。
 居合わせた従業員による胸骨圧迫及びAEDによる電気ショック並びに素早い119番通報、救急隊及び同乗医師による的確な処置及び病院での集中治療といった「救命の連鎖」が繋がったことにより、尊い命が救われ社会復帰した事例と考えます。