2018年 特別救急隊・命の絆 FILE-9

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 「50歳代の男性が急に倒れた。いびき様呼吸だったが現在は止まっています。」との通報内容で所轄救急隊と特別救急隊が出動しました。所轄救急隊が現場到着したところ、消防指令センター職員による口頭指導のもと、現場に居合わせた関係者が胸骨圧迫を実施し、AEDを装着していました。関係者の話によると、「気分不良を訴え椅子に座った途端に倒れたため、すぐさま駆け寄り意識呼吸がないことを確認し、手分けを行い胸骨圧迫、119番通報、施設に設置されているAEDを手配した後、AEDによる電気ショックを2回実施した。」とのことでした。先着した所轄救急隊が傷病者を引き継ぎ心肺停止の確認後、直ちに心肺蘇生法を実施しました。2分後には自己心拍及び自発呼吸が再開し、後着した特別救急隊同乗医師により点滴処置が実施され、搬送開始までに会話が可能になるまで回復し、三島救命救急センターへ搬送となりました。同センターでの懸命な集中治療もあり、順調に回復され9日後には軽快退院となりました。
 本事例は、周囲にいた関係者の心停止の早期認識と119番通報、速やかな一時救命処置(胸骨圧迫とAEDによる電気ショック)、救急隊及び医師による的確な処置、心拍再開後の集中治療といった「救命の連鎖」が繋がったことにより、尊い命が救われ社会復帰した事例と考えます。