2019年 特別救急隊・命の絆 FILE-7

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 「82歳の主人が急に倒れて呼吸をしていない。」との通報内容で所轄救急隊及び特別救急隊が出動しました。家族から状況を聴取したところ、「1階で物音が聞こえたため様子を見に行くと主人が意識呼吸なく倒れていたため救急要請した。」とのことでした。先着の所轄救急隊が観察を行ったところ心肺停止状態であったため、すぐさま心肺蘇生法を実施。吐物により人工呼吸が不十分であったため、所轄救急隊救命士が気管挿管、特別救急隊同乗医師が点滴処置を実施したところ自己心拍再開となりました。その後、医師の指示のもと人工呼吸を継続しながら救急車に収容し、三島救命救急センターへ搬送となりました。傷病者は順調に回復し約1週間後には後遺症なく退院。普段どおりの生活ができるようになりました。
 心肺停止の早期認識と通報、救急隊及び医師による的確な処置及び病院での集中治療といった「救命の連鎖」が繋がったことにより、尊い命が救われ社会復帰した事例と考えます。