2019年 特別救急隊・命の絆 FILE-12

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 「60代男性、路上に倒れており意識なし。」との通報内容で、所轄救急隊と特別救急隊が出動しました。先着の所轄救急隊が駆け付けたところ、傷病者の同僚が消防指令センター職員による口頭指導を受け、胸骨圧迫を実施していました。所轄救急隊が同僚から傷病者を引き継ぎ、心肺蘇生法を実施するとともに心電図を装着したところ、心室細動(心臓が震えている状態)であったため、除細動器で電気ショックを実施しました。その後、救急車内で自己心拍が再開し、特別救急隊同乗医師が接触した時には自発呼吸が再開しました。医師による点滴処置が実施され、救命センターへ搬送となりました。その後、医療機関での懸命な治療により傷病者は順調に回復し、13日後に二次病院へ転院となりました。
 救急隊及び医師により的確な処置が施され早期に病院搬送が行われたことにより、尊い命が救われ社会復帰した事例と考えます。