指令調査室からのお知らせ

多数緊急通報対応訓練を実施しました

 令和元年6月17日(月)、消防指令センターにおいて多数の緊急通報に対する訓練を実施しました。
 今回の訓練は、高槻市内で震度6弱の内陸型直下地震が発生し、多数の緊急通報が入電したという想定で実施しました。
 訓練では、地震発生時における指令員の取るべき行動、消防指令センターの初動体制の構築、同時に入電する多数緊急通報への的確な対応、消防隊等の効率的な部隊編成等、一連の流れについて、再確認しました。
 消防指令センターでは、昨年の大阪府北部地震をはじめ、相次いで発生した自然災害に対応した、貴重な経験を風化させないよう、訓練を定期的に実施しています。
 大規模災害発生時には、多数の119番通報があり、全ての対応には限界があります。
 通報の内容を迅速・的確に聞き取り、緊急度を判断する能力が求められます。限られた部隊を緊急性の高い災害現場に出動させることが最も重要であります。
 そのため、指令員が、通報の段階で「自助」を通報者にお願いする場合もあります。
 ぜひ、ご理解いただき、今一度、日ごろの備えとして何をしておくべきか、考えていただければと思います。
 消防指令センターでは、今後も発生するであろう大規模災害に備え、指令管制業務の強化のため訓練を重ねていきたいと思います。

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