ゼリー状(ジェル状)着火剤の使用方法は要注意!

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キャンプやバーベキューで火をおこす際に使われるゼリー状(ジェル状)の着火剤をつぎたして使用した際、引火・爆発したり、着火剤が飛び散りやけどをしたり、着衣に燃え移るといった事故が起きています。

事故事例1ーつぎたしによる引火・爆発事故

バーベキューをするため炭の上に着火剤をつけて点火した。炎が消えかけたと思い、再び着火剤を炭の上につぎたしたところ、炎が上部に噴き上がり、顔や腕にやけどを負い、入院することになった。

事故事例2ー着衣着火事故

バーベキューをするため着火剤をつけて火を着けようとしたところ、着火剤が近くにいた子どもの服に飛び散り燃え広がった。父親が子どもを抱いて川に飛び込んで消火した。

使用上の注意

  • 着火剤を容器から搾り出したら速やかに点火しましょう。着火剤の主成分であるメチルアルコールは揮発性が高いため、ガスが空気中に拡散し爆発を起こす可能性があります。
  • 点火後は火が安定するまであまり近づかないようにしましょう。着火剤が燃え尽きないうちは、着火剤が跳ねたりしてやけどを負う危険性があります。
  • 火が着いていないように見えても着火剤は絶対につぎたさないでください。メチルアルコールの炎は見えにくいため、燃焼していることに気付かず炎の上から着火剤をかけると大変危険です。またその火が着火剤を伝わり着火剤容器の内部まで達すると爆発が起こる可能性もあります。
  • 使用する時は濡れタオルやバケツにたっぷりの水を用意し、万が一の事故に備えましょう。
  • 着火剤は使い方によっては危険であることを知っておくことが大切です。絶対に子どもには使用させないで下さい。