高齢者の入浴時の救急事故が急増しています

一覧に戻る

日本人は、風呂の好きな国民といわれておりますが、 家庭内での不慮の事故死の約4割がお風呂場で発生しております。 特に高齢者が、入浴時に何らかの原因でおぼれ、救急車で病院に運ばれる事故が多数発生しております。

自宅における入浴中突然死の実態

高槻市における過去3年間の自宅における入浴中突然死の状況を見てみますと、平成28年は51人、29年は62人、30年は43人の方が不幸にも亡くなられております。
平成30年に亡くなられた43人のうち、65歳以上の高齢者の方は41人で全体の約95%となっています。また、1年を通して見てみますと、寒い時期に多く発生しております。

入浴時の死亡原因

特に寒くなる冬場に掛けて、脱衣室や浴室の室温とお湯の温度との温度差が大きいと寒冷ストレスにさらされ易く、 血圧や脈拍数が上昇し、心臓や血管に負担を与えるため、事故の危険性が高くなります。
また、病院に運ばれた時の体温測定では、40度以上を示す例があるところから、 高齢者の中には、高い温度での入浴により体温が上がっていることを自覚できずに、 熱中症とも呼べるような病態により、気を失いおぼれてしまうということです。 これらは、浴槽内における意識障害、気を失うことを早く発見すれば、入浴中の急死は防げると考えられます。

有用である入浴法として次の5項目が考えられます。

  1. お湯の温度は39~41度くらいで長湯をしない。
  2. 脱衣場や浴室の室温が、浴室暖房等により低くならない工夫 をする。
  3. 食事直後や深夜に入浴をしない。
  4. 気温の低い日は早めに入浴する。
  5. 心臓や肺の慢性疾患や高血圧症を持つ人では半身浴が望ましい。
※高齢者や身体の不自由な人が入浴するとき、家族の方は、入浴が長時間になっていないかなど注意して下さい。

万が一、事故が発生した場合

応急手当として、浴槽から救出できない場合には、浴槽の栓を抜いて顔面を水没状態から解除(風呂釜の火は消しておく)。
あごを風呂ふたに置くなどして、 気道(空気の通り道)を確保して、すぐに119番で救急要請して下さい。
消防本部(中・北消防署)では、 自動体外式除細動器(AED)の使用法を含む心肺蘇生法の救命講習を実施しています。
申し込み・問い合わせは最寄の消防署まで
  • 高槻市中消防署 674-7994・7996
  • 高槻市北消防署 687-0119(代表)