こちら消防長室

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 ~9月9日は救急の日~

市民の皆様、消防長の原田です。
 
9月9日は救急の日です。昭和57年に9月9日を救急の日とし、この日を含む一週間を救急医療週間と定められました。これは救急業務及び救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図ることを目的に定められたものです。今年は9月8日から9月14日となっております。市民の皆様には、これを機に今一度、救急医療について考えていただければと思います。
 
本市には常備救急隊が11隊(医師同乗の特別救急隊1隊含む)あり救急要請があれば、救急現場に最も近い救急車が出動するシステムとなっています。
今年の8月末時点の救急出動件数は17227件(速報値)です。昨年の同時期では16433件でしたので、過去最高の救急出動件数を記録した昨年よりも更に増加しており、実際に救急車が11隊全て出動していた時間帯もありました。救急医療資源には限りがありますので、需要と供給のバランスが崩れると救急医療の崩壊を招くことになります。つまり、救急車がなかなか来なかったり、救急車が来ても搬送先の病院が決まらないなどの事態に陥ってしまいます。
救急車は大切な命を守るためのものであるべきです。救急車で運ばれた人の約5割が軽症です。軽症だからと言って救急車が必要ないというわけではありませんが、今一度、救急車の適正利用についての心がけをお願いいたします。
救急車の適正利用につながる具体的な方法の一つとして「救急相談窓口」の利用があります。救急車を呼ぶべきか判断に迷った場合は、下記に記載している「救急相談窓口」を利用してみてください。
また、消防本部では毎月定期的に救命講習会を開催しています。いざという時のために知識・技術を身に付けてみてはいかがでしょうか。
【救急相談窓口】
・「救急安心センターおおさか」
  ♯7119または06-6582-7119
救急車を呼んだほうがいいのか迷った時など、看護師等が医師の支援体制のもと緊急度の判断をしてくれます。緊急性が高いと判断されれば、すぐに救急出動できる体制をとっています。24時間365日対応。
・「小児救急電話相談」
  ♯8000または06-6765-3650
  小児科医の支援体制のもとに看護師が相談に応じてくれます。夜間の子どもの急病時、病院に行ったほうがよいかどうか迷った時にご利用ください。19時から翌朝8時、365日対応。
 
・「大阪府救急医療情報センター」
  06-6693-1199
  大阪の医療機関を探したい際にご利用ください。救急車を呼ぶほどではないが、適切な医療機関がわからない場合は大阪府救急医療情報センターへお問い合わせください。24時間365日対応。

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