高槻市中消防署

津之江公園にて都市型ロープレスキュー訓練を実施しました

令和4年11月30日(水)、12月7日(水)、8日(木)、9日(金)の計4日間、津之江公園にて都市型ロープレスキュー訓練を実施しました。
今回の訓練を実施するにあたり、ご協力をいただきました関係機関の皆様には心から感謝申し上げます。

訓練の目的は都市型ロープレスキュー資器材を用いたクートニーハイラインの迅速かつ的確な実施と、ピケットアンカーの設定方法の習熟です。(※ピケットアンカーとは、ピケットという鉄杭とウェビングテープを使用した支点のことです。ピケットを地面に打ち込み、打ち込んだピケット同士をウェビングテープで固定することで強固な支点とします。耐荷重は約700kgと言われています。)
想定は地震による土砂崩れにより、山間部の家屋が滑落し、要救助者が崖下に取り残されているというものでした。

近年では各地で大規模自然災害が多数発生しており、本市においてもいつ大規模自然災害が発生してもおかしくない状態です。災害に対するご家庭での備えとして、①家具の配置②食料・飲料などの備蓄③非常用持ち出しバッグの準備④ご家族同士の安否確認方法⑤避難場所や避難経路の確認など、今一度ご確認ください。

我々、消防職員も訓練を通じて日々精進してまいります。
訓練開始報告

 
資器材の選定

 
ピケットアンカー設定 その1
全長120cmのピケットを3本、75度の角度で80cm打ち込む。
1セット3本を計3セット作成(①アリゾナボーテックス用②メインロープ用③タグライン用)

 
ピケットアンカー設定 その2
打ち込んだピケットをウェビングテープで固定。

 
ストロングサイド(救出側)にアリゾナボーテックスを組み立て、1つ目のピケットアンカーとアリゾナボーテックスをロープで固定。2つ目のピケットアンカーにはメインロープを、3つ目のピケットアンカーにはタグラインを結着。

 
ウィークサイドでは立木を使用してメインロープ用とタグライン用の支点を作成。
両サイドの準備が整えばメインロープを展張。

 
隊員が担架とともに進入。

 
要救助者を担架に収容。

 
救出開始

 
救出完了

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