老朽化消火器の破裂事故にご注意!
古くなって腐食の進んだ消火器による事故が起きています!
皆さんの身の回りに、古くなった消火器はありませんか?
古くなって腐食の進んだ消火器を操作したことにより、消火器が破裂しケガをする事故が発生しています。
<事故事例>
・火災が発生し、消火器を用いて初期消火を試みたところ、腐食していた消火器(点検が長期間未実施だったもの)が破裂し、容器が胸部に当たり負傷した。
・小学生が、屋外の駐車場で放置されていた消火器に触って遊んでいたところ、その消火器が底部から突然破裂、頭を直撃し重症を負った。
・自宅の納屋に十数年前から置いてあった消火器を廃棄するため、薬剤を放射して使い切ろうとして、レバーを握ったところ、底部分が破裂。反動で跳ね上がった消火器が下あごを直撃した。
・火災が発生し、消火器を用いて初期消火を試みたところ、腐食していた消火器(点検が長期間未実施だったもの)が破裂し、容器が胸部に当たり負傷した。
・小学生が、屋外の駐車場で放置されていた消火器に触って遊んでいたところ、その消火器が底部から突然破裂、頭を直撃し重症を負った。
・自宅の納屋に十数年前から置いてあった消火器を廃棄するため、薬剤を放射して使い切ろうとして、レバーを握ったところ、底部分が破裂。反動で跳ね上がった消火器が下あごを直撃した。
消火器は風通しがよく、目につきやすい場所に設置を!
耐用年数にかかわらず、消火器に腐食や傷、変形などがある場合も注意が必要です。自宅の屋外や軒下、水回りなど、湿気の多い場所に消火器を置いたままにしていると、腐食が進みますので、できるだけ風通しがよく、目につきやすい場所に設置しましょう。
底部の腐食・老朽化
屋外に設置された消火器は、本体下部より腐食が進むことがあります。
溶接部とその周辺や層状はく離の腐食などが代表的な下部の腐食です。
このほかにも、使用に耐えない鋭いキズや、サビを落としても腐食の残るものは危険です。
上部の腐食・老朽化
消火器上部のキャップは、老朽化によって割れやキズを生じることがあります。
腐食の進行は、キャップのメッキに光沢がなくなり、シワ、スジ、表面にボツボツができてきます。ホース部との接続も腐食により劣化します。
このような消火器は危険です。
腐食が進んだ消火器は、容器が黒く変色したり塗装がはがれたりしています。そのような場合は、破裂する危険性がありますので、廃棄時に中身を出そうとして消火器を操作したり、消火器本体を分解しようすることは、絶対にやめてください。
旧規格消火器の失効について
消防法令に基づいて消火器の設置が義務付けられている建物等で、2011年1月1日施行の規格省令改正により既に型式が失効している消火器を継続的に設置できるのは、2021年12月31日までです。2022年1月1日以降は、型式が失効した消火器の設置は認められませんので、計画的な交換・リサイクルをお願いいたします。
なお、製造年が2012年以降のものは旧規格消火器ではありません。製造年が2011年以前のものについて、確認して下さい。
※型式失効については、消防法令で設置義務のない戸建住宅などに任意で設置されている消火器は該当せず、交換義務はありません。ただし、使用期限内での交換を推奨します。
(メーカーが推奨する業務用消火器の設計標準使用期限は約10年です。)