救急課からのお知らせ

救急救命技術練成会を開催しました

救急隊員の士気高揚及び救命技術の向上を目的として、11月29日、30日に救急救命技術練成会を実施しました。
救急隊計18隊が参加し、心肺停止症例、外因性によるショック症例、外傷症例の3症例について救命処置など実践さながらの訓練を行いました。
 


 
心肺停止症例では、近年社会問題となっている心肺蘇生を望んでいない傷病者であるという想定でした。このような傷病者や家族に対し、救急隊が行う処置について適切な説明及び同意を得ることで、スムーズな救急活動を行うことを目的としています。

 
外因性によるショック症例では、畑仕事をしていた傷病者が蜂に刺されアナフィラキシーを発症し、知人が救急要請したという想定でした。適切な観察や情報収集を行うとともに、エピペンの使用及び必要に応じ救急救命士が心肺停止前傷病者に対して静脈路確保を行い、ショック症状を改善させることを目的としています。

 
外傷症例では、外出先で何者かに刃物で刺されたという想定でした。傷病者は飲酒しているため、詳細把握が難しい中での救急活動であり、観察の重要性と適切な処置及び病態に応じた病院選定を行うことを目的としています。

 
各症例とも、スマートフォンアプリを操作し、適切な搬送先医療機関の選定が行われました。

 

救急課からのお知らせバックナンバーへ