予防課からのお知らせ

リチウムイオン蓄電池からの火災に注意!!

近年リチウムイオン蓄電池からの出火が増加しており、令和6年中に発生した製品火災の調査結果によると、製品火災194件のうち79件がバッテリー及びバッテリーを含めた電気用品によるものでした。(総務省消防庁調べ)
出火原因としては、機器の不具合の割合が多く、他には「不適切な使用によるもの」など、防げる火災もあります。電気製品については、説明書の指示に従い、正しく使用、管理していただきますようお願いします。
※リチウムイオン蓄電池とは、携帯電話、パソコン、モバイルバッテリーや携帯用扇風機などに使用されている充放電を行う電池のことをいいます。
 
<主なリチウムイオン電池搭載製品> 
 「出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)」



【購入する際は】
電気製品が安全性を満たしていることを示す「PSEマーク(その電気製品が電気用品安全法で定められた安全規格を満たしていると証明するマークのこと。)」が付いている製品にしましょう。
 
【火災を防ぐために】
1 使用する前に取扱説明書をよく確認する。
2 衝撃を与えないよう適切に取り扱い、むやみに分解しない。
3 製造事業者が指定する充電器やバッテリーを使用する。
4 充電する際は整理整頓された場所や不燃性のケースなどに入れて充電をす る。
5 充電器の接続部が合致するからといって、充電電圧を確認せずに使用しない。
6 膨張、充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなどの異常がある場合は使用をやめ、製造事業者や販売店に相談する。
7 製造事業者の問合せ先の記載がない製品や販売店や製造事業者の連絡先に電話がつながらない製品もあるので、製品を購入する際には慎重に検討する。
8 熱のこもりやすい鞄の中などでの使用を控える。
9 万が一の被害に備えて不燃性のケースなどに収納する。
10 処分する際は、製品の取扱説明書をよく確認する。


【万が一発火した時には】
電池から煙や火花の飛び散っているときには近寄らず、火花が収まってから消火器や大量の水で消火するとともに119番通報してください。
 
<モバイルバッテリーの発火(再現実験)>  
「出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)」


<参考資料> 外部サイトに移動します
 ◆独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
  「リチウムイオン電池搭載製品」の火災事故を防ぐ 3 つのポイント

  膨らんだり熱くなったりした際の対処方法(動画)


 ◆一般財団法人 全国危険物安全協会 
  ~意外と身近に、危険物~リチウムイオン電池の火災に注意~


 ◆経済産業省
  リコール情報
  
  
  

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