症例１

症例１
 
「３０歳代男性従業員の、意識と呼吸がありません。」との内容で同僚から救急要請があり、所轄救急隊と特別救急隊が出動しました。１１９番通報を受けた指令員の口頭指導により、同僚が胸骨圧迫と事業所設置のＡＥＤ（自動体外式除細動器）を使い電気ショックを行いました。救急隊が現場に到着すると、男性の心拍と呼吸はすでに再開しており、救急隊により呼吸の補助等の処置が実施され、特別救急隊同乗医師により点滴処置と検査が行われ、病院へ搬送されました。そして、約３週間後に後遺症なく退院となりました。
近くに居合わせた同僚が心停止を早期に認識して１１９番通報し、速やかに心肺蘇生法とＡＥＤによる電気ショックが行われ、救急隊と特別救急隊同乗医師の連携による的確な処置の実施、早期に病院に搬送され治療が開始されたことで尊い命が救われ、社会復帰まで至った事例です。