症例２

症例２
 
「７０歳男性、スズメバチに刺され、嘔吐とめまいがあります。過去にも刺されてアナフィラキシーを発症しています。」との内容で男性本人からの救急要請があり、所轄救急隊と特別救急隊が出動しました。救急隊到着時、男性は車の運転席に少しぐったりとした状態で座っていました。観察すると左眼のあたりをスズメバチに刺され、ショック状態（全身の血のめぐりが悪い状態）となっていました。直ちに特別救急隊同乗医師により点滴処置と薬が投与され、処置を継続しながら搬送となり、病院に到着した時にはショック状態から回復した状態でした。継続的な治療のため入院となりましたが、翌日には退院されました。
医師が救急現場で一早く治療が開始できるドクターカーシステムが功を奏した事例であると考えています。