症例2
「高速道路上で車4台の関係する交通事故が発生し、傷病者が3名います。1名は、意識があるが車内に閉じ込められています。もう2名は、50歳女性と18歳男性で、気分不良があります。」との内容で所轄救急隊2隊と特別救急隊が出動しました。救急隊が現場に到着すると、横転し大破した大型トラックの運転席に54歳の男性が挟まれており、車体から右手のみが確認できる状況で、救急隊の呼びかけには反応がありまたしたが、車両の破損状況から救出には時間がかかると予想されました。救助隊による懸命な救出活動と並行し、救急救命士による点滴処置と特別救急隊同乗医師による薬の投与が行われ、救急隊接触から約1時間30分後に救出されました。男性の意識状態に変化はなく、長時間の挟まれによる腎不全やショック状態(全身の血のめぐりが悪い状態)等になることなく、処置を継続しながら病院へ搬送されました。精密検査や継続的な治療のため入院となりましたが、全身状態は改善し、約3か月後、眼科治療のため転院となりました。
出動隊の連携と医師が救急現場で早く治療が開始できるドクターカーシステムが功を奏した事例であると思います。
「高速道路上で車4台の関係する交通事故が発生し、傷病者が3名います。1名は、意識があるが車内に閉じ込められています。もう2名は、50歳女性と18歳男性で、気分不良があります。」との内容で所轄救急隊2隊と特別救急隊が出動しました。救急隊が現場に到着すると、横転し大破した大型トラックの運転席に54歳の男性が挟まれており、車体から右手のみが確認できる状況で、救急隊の呼びかけには反応がありまたしたが、車両の破損状況から救出には時間がかかると予想されました。救助隊による懸命な救出活動と並行し、救急救命士による点滴処置と特別救急隊同乗医師による薬の投与が行われ、救急隊接触から約1時間30分後に救出されました。男性の意識状態に変化はなく、長時間の挟まれによる腎不全やショック状態(全身の血のめぐりが悪い状態)等になることなく、処置を継続しながら病院へ搬送されました。精密検査や継続的な治療のため入院となりましたが、全身状態は改善し、約3か月後、眼科治療のため転院となりました。
出動隊の連携と医師が救急現場で早く治療が開始できるドクターカーシステムが功を奏した事例であると思います。